長年にわたりジュニア世代の夏を彩ってきた伝統の大会は、時代とともにその名称を変えつつも、脈々と受け継がれる「熱源」を持ち続けている。かつてこの大会のピッチを駆け抜けた少年たちが、今や日本代表のユニフォームを着て世界と戦い、あるいは欧州のビッグクラブで中心選手として活躍している事実は、誰もが知るところだ。
南米ブラジルやスペインでは、幼少期にフットサルで技術を磨くことが育成のゴールデンルールとして定着している。日本においても、このU-12フットサル選手権が果たしてきた役割は計り知れない。狭い局面でボールを収める足元の技術、狭小スペースでのアイデア、そして前線からのアグレッシブなプレス戦術など、世界基準のフットボールに必要な原体験がすべてここに詰まっている。
会場を訪れるスカウト陣やサッカー関係者の視線も熱い。ここに立つ選手たちの中から、将来のサムライブルーやなでしこジャパンを背負って立つ新星が現れることは、過去の歴史が証明しているからだ。