ベッドサイドモニターの見方徹底解説!新人が急変波形を見抜く実践基準

ベッドサイドモニターの見方徹底解説!新人が急変波形を見抜く実践基準

ベッドサイドモニターの見方徹底解説!新人が急変波形を見抜く実践基準の注目されている理由をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

病棟に配属されて数カ月、新人看護師が真っ先に直面するのが「モニターアラーム恐怖症」とも呼ぶべき激しい緊張感です。救急救命センターや循環器内科病棟に勤務する若手看護師への取材では、「夜勤中、複数の部屋から同時にモニター音が鳴ると、どこから駆けつけるべきかパニックになり足がすくんだ」「先輩から『数字を見るな、患者を見ろ!』と怒声に近い指導を受けたが、具体的に患者のどこをどう観察すればいいのか分からず悔し涙を流した」といった赤裸々な現場の告白が相次いでいます。

臨床の現場で新人が恐怖にすくむ最大の要因は、生体情報モニター各数値の臨床的意義を立体的に捉えきれず、モニター画面のデジタル数字だけを単体で処理しようとする「認知的狭窄」にあります。モニターに表示される数値は、あくまで体表のセンサーから間接的に得られた電気信号や光学データに過ぎません。画面上で心拍数が「140」を示していても、それが洞性頻脈による代償反応なのか、心房細動の発作なのか、あるいはブラシで歯を磨く体動ノイズなのかを弁別できなければ、適切な医療介入は不可能です。

焦りを断ち切るために不可欠なのが、迷わず体が動くベッドサイドモニターアラーム対応手順の型を身につけることです。アラームが鳴動した瞬間、視線をモニターだけに固定してはいけません。第一歩は「アラーム音の危険度(赤・黄・青の優先順位)の識別」、第二歩は「患者の意識レベルと呼吸・表情の直視」、そして第三歩として「橈骨動脈または頸動脈に指を当て、モニター心拍と実脈が一致しているかの確認」という一連の身体ルーティンを反射レベルまで落とし込む必要があります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。