『ワンピース』黄猿の名言徹底解剖!「どっちつかずの正義」と葛藤の真相

『ワンピース』黄猿の名言徹底解剖!「どっちつかずの正義」と葛藤の真相

『ワンピース』黄猿の名言徹底解剖!「どっちつかずの正義」と葛藤の真相の特集記事を解説します。最新トレンドがチェックできます。

海軍本部元帥および大将たちは、それぞれ自らの胸に「掲げる正義」のモットーを刻んでいます。赤犬(サカズキ)の「徹底的な正義」、青雉(クザン)の「だらけきった正義(旧:燃え上がる正義)」に対し、黄猿(ボルサリーノ)が掲げるのは「どっちつかずの正義」です。 一見すると優柔不断や無責任にも映るこのモットーですが、巨大組織のパワーバランスと世界政府という歪んだ絶対権力の間で機能する「最も現実的な立ち回り」を具現化した思想であることが、物語が進むにつれて明らかになってきました。

キャラクター掲げる正義のモットー行動理念・組織内スタンス編集部の構造分析赤犬(サカズキ)徹底的な正義悪の根絶のためには民間人や味方の犠牲すら厭わない絶対主義。白黒思考の極致。組織の規範を絶対視する強硬派リーダー。青雉(クザン)だらけきった正義オハラの悲劇を経て、個人の良心と状況判断を優先(後に離反)。組織の倫理的破綻に耐えかね、外部から己の筋を通す個人主義者。黄猿(ボルサリーノ)どっちつかずの正義極端な理想に走らず、職務と命令を淡々と遂行する実利主義。感情を組織の歯車に委ねることで、心の破綻を防ぐ高度な適応者。

尾田栄一郎氏が作中で描くボルサリーノの立ち位置は、極論に振れるサカズキとクザンの激突を「一番都合のいい立場」から俯瞰するバランサーでした。しかし、この「どっちつかず」という防壁は、彼個人の大切な人間関係と職務命令が真っ向から衝突した際、彼自身を最も残酷に苛む刃へと変貌することになります。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。