すべての発端は、1980年代後半に遡ります。当時、布袋寅泰と山下久美子は1985年に結婚し、音楽界きっての「おしどりロック夫婦」として知られていました。一方、モデルから女優・歌手へと活動の幅を広げていた今井美樹は、山下久美子の熱烈なファンであり、山下の自宅へ頻繁に出入りするほど親密な関係を築いていました。
山下を実の姉のように慕い、恋愛や仕事の悩みを相談していた今井美樹に対し、山下は夫である布袋寅泰を音楽プロデューサーとして紹介します。この出会いが、3人の運命を大きく狂わせる引き金となりました。
1990年代初頭から布袋が今井の楽曲プロデュースを本格的に手掛けるようになると、2人の距離は急速に縮まります。スタジオワークを通じて親交を深める中で、今井からの布袋への傾倒は友情や仕事仲間の一線を越え、やがて山下の留守中に布袋と逢瀬を重ねる不倫関係へと発展していきました。当時の音楽関係者や報道各社の取材データでも、現場における2人のただならぬ親密さは公然の秘密となっていたことが記録されています。