スタンディング公演のチケットを手にした際、最大の関心事となるのが整理番号のボーダーラインです。公称3,103人のキャパシティの中で、自らの番号がどのフロアエリアに対応し、どのような豊洲PITの見え方を提供するのかを綿密に割り出しました。
まず整理番号1番〜100番台を引き当てた強運の持ち主は、迷わず最前列から2〜3列目以内の最前ブロックへと進出します。ステージと客席を隔てるセキュリティ柵からステージ縁までの豊洲PITの最前列 距離は約1.5m〜2m程度と極めて近く、アーティストの表情筋の動きや足元のエフェクターペダル、さらには肉声の息遣いまでダイレクトに体感できる至高の距離感です。ステージ自体の高さが約1.5mとライブハウスとしては高めに設定されているため、最前列付近でも見上げる角度がやや強くなる点のみ留意が必要です。
続く整理番号200番〜600番台は、第1フロア(前方フラットエリア)の中央から後方、あるいは第1フロアの最前ブロック後端に位置する「1段目の柵」を確保できる境界線となります。ここはアーティストとの一体感やモッシュ・熱気を全身で浴びられるゾーンですが、フロアに傾斜がないため、身長が160cm以下の方にとっては前の人の頭越しに視線を通す工夫が求められます。
戦略的な選択肢として名高いのが整理番号700番〜1,200番台です。前方フロアの中央に埋もれるのを避け、あえて第2フロアや第3フロアの「段差の最前列(柵前)」をキープする観客が少なくありません。一段高いポジションから視界を抜くことができるため、遮るもののないクリアな視界でパフォーマンス全体を俯瞰できます。
そして整理番号1,500番〜2,500番以降の後方グループであっても、決して絶望する必要はありません。後方エリアには「豊洲PITの後方は見づらいのではないか」という先入観が根強く存在しますが、第3・第4フロアの段差上や中央PA卓(音響・照明ブース)の柵前を確保できれば、目線の高さがステージ上の演者とほぼ平行になります。双眼鏡(防振望遠鏡推奨・倍率8〜10倍)を併用すれば、アリーナ会場のアリーナ後方席を遥かに凌ぐ解像度でライブを堪能できます。