2019年6月、生放送の『笑点』で唐突に明かされた結婚の二文字は、お茶の間に心地よい激震を走らせた。当時59歳。長年「独身キャラ」として番組の定食メニューのように親しまれていた昇太の報告は、長年のファンを驚かせると同時に、世の「大人の独身層」に大きな勇気を与えた。
独身を謳歌していた彼がなぜ、人生の舵を大きく切ったのか。決断の背景にあったのは、無理のない自然体の交流だった。知人の紹介で出会い、10年以上の友人関係を経て深まった信頼関係。焦らず、背伸びせず、お互いの立ち位置を尊重しながら築かれた関係性だからこそ、半世紀以上の独身生活に別れを告げる決断へと繋がったのだ。世間が抱く「晩婚=妥協」というネガティブなイメージを、彼は見事に吹き飛ばしてみせた。