2021年初頭、SNSや大手ニュースサイトを騒然とさせたのが「ミスター・ポテトヘッドがジェンダーフリーのために改名される」というニュースでした。長年親しまれてきた冠詞の「ミスター(Mr.)」が外されると報じられたことで、ファンやコレクターの間で大きな波紋が広がりました。
しかし、玩具大手ハズブロ(Hasbro)の公式発表を精査すると、事態は世間で受け止められたニュアンスとは少し異なっていました。変更されたのはあくまで玩具シリーズ全体の「ブランド名」であり、ブランド全体の名称を『ポテトヘッド(Potato Head)』に統一したというのが真相です。
これは、現代の多様な家族構成やジェンダーニュートラルな価値観を反映し、子どもたちが性別にとらわれず自由にキャラクターを創り出せるように配慮した施策でした。個々のキャラクターである「ミスター・ポテトヘッド」や「ミセス・ポテトヘッド」という存在や名前そのものが消滅したわけではなく、それぞれのトイ製品も継続して販売されています。