平安時代からこの地に根を張り続けるとされる樹齢1100年を超える巨木。筒賀大歳神社の社殿を覆い尽くすほどの偉容は、間近で見上げると言葉を失うほどの迫力があります。安芸太田町役場や地元保存会の記録を検証すると、この大イチョウの色づきは一般的な市街地の黄葉よりもやや早く進む傾向にあります。
平年の黄葉プロセスを辿ると、10月下旬に梢の先から淡い黄緑色へ変化が始まり、11月5日前後から全体が鮮烈なレモンイエローに染まります。そして11月10日前後に最盛期を迎え、強い秋風が吹き抜ける11月15日前後から一気に落葉が始まります。2026年秋の気象データを分析すると、10月の朝晩の放射冷却が順調に進んでいることから、例年どおり11月第2週(11月7日〜15日頃)が最高の発色を見せる見込みです。
筒賀の大銀杏の現在の紅葉状況を確認したい場合は、安芸太田町観光協会が公式SNSやポータルサイトで発信するリアルタイム画像を活用するのが鉄則です。標高差がある中国山地では、寒波の襲来によって1日で景観が激変することも珍しくありません。出発当日の朝に最新の現況をチェックすることが、訪れてからの落胆を防ぐ最大の防衛策になります。