休日の午前11時、池袋サンシャインシティのアルパ2階通路には、店舗を取り囲むように長い規制線が張られます。「現在の混雑状況」を現地で観察すると、ピーク時の館内滞留人数は数千人規模に達し、レジ通過までに最長40分から60分の待機列が形成されることも珍しくありません。SNS上では「メガトウキョーの列が長すぎてフロアを1周している」「最後尾がどこかわからない」といったリアルタイムの叫びが毎週末のように投稿されています。
現場スタッフや関係者の証言によると、突発的な入場制限の理由は単なるスペース不足だけではありません。メガトウキョーは国内最大級の売り場面積を誇るものの、通路幅に対してベビーカー利用者や大型キャリーケースを引く訪日観光客の比率が極めて高く、防災上の動線確保が厳しく義務付けられているためです。安全基準を維持するために店舗側が意図的にゲートを絞っており、これが結果として店外待機列の急激な伸長を招いています。
また、近年の混雑を語る上で外せないのが、中華圏を中心としたインバウンド客の動向です。繁体字で「池袋 寶可夢中心」と検索して訪れる訪日客の購買意欲は凄まじく、1人あたりの購買点数と会計時間が国内客の約2倍に達するという流通関係者のデータもあります。多言語対応レジの導入が進められているものの、免税手続きや決済確認に伴うレジ回転率の低下が、全体の滞留時間を押し上げる構造的要因となっています。