日本代表における堂安律を語る上で外せないのが、FIFAワールドカップをはじめとする国際主要大会での勝負強さです。カタールW杯で見せたドイツ代表、スペイン代表という強豪国からの電光石火の同点ゴールは、世界中に鮮烈な衝撃を与えました。
日本代表での得点パターンを分析すると、ペナルティエリア外からの鋭利なミドルシュートと、ペナルティエリア内右45度からの素早い振り抜きによるゴールが全体の約7割を占めています。相手GKの手が届かないコースへ正確に打ち分ける技術は、代表の歴代ウインガーの中でも突出したクオリティを誇ります。
さらに近年では、森保一監督が採用する可変システム(3-4-2-1や4-2-3-1)において、右ウイングバックやシャドーの位置から正確なインスイングクロスを供給し、アシスト数も順調に加算しています。自らスコアを動かすだけでなく、味方ストライカーへのラストパスの質が向上したことで、対戦相手にとって極めて守りづらいアタッカーへと進化を遂げました。