インフルエンザ予防にイソジンは逆効果?医師が警告する衝撃の真相

インフルエンザ予防にイソジンは逆効果?医師が警告する衝撃の真相

インフルエンザ予防にイソジンは逆効果?医師が警告する衝撃の真相とはどのようなものなのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

「インフルエンザ対策にイソジンでうがいをしていたのに、かえって喉を痛めて感染した」という体験談がネット上で散見されます。この現象は単なる都市伝説ではなく、明確な生体防御メカニズムと医学的データに基づいています。

喉の表面には、病原体の侵入を防ぐ「粘膜上皮細胞」と、異物を外へ押し出す「線毛構造」が存在します。さらに、口腔内には外来の悪質細菌の定着を防ぐ多種多様な「常在菌(正常細菌叢)」が共生しています。ポビドンヨードはウイルスや細菌を瞬時に不活化する非常に強力な酸化力・殺菌力を持っていますが、この作用は病原体だけに都合よく働くわけではありません。

健康な喉に対して毎日ポビドンヨードうがいを繰り返すと、デリケートな粘膜細胞が化学的な刺激によって脱落・損傷し、喉を守っていたバリア機能が低下します。その結果、インフルエンザウイルスが咽頭粘膜の受容体へ容易に結合できる状態を作り出してしまうことが、イソジン逆効果の理由として指摘されているのです。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。