どれほど完璧にパーマがかかっていても、翌日からの自宅でのスタイリングが間違っていれば、憧れの質感は再現できません。菅田将暉風パーマの真骨頂である「アンニュイな色気」を生み出すためには、水分コントロールが生命線です。
朝のセットにおける最大のタブーは、完全に乾ききったバサバサの髪にドライ系のワックスを揉み込むことです。パーマのカールは水分を含んだときに最も美しくリッジが現れます。まず霧吹きなどで髪全体をしっかりと濡らすか、シャワーで濡らした後にタオルで入念に水分を拭き取ってください。
水分量が20〜30%程度残った「半乾き(ハーフドライ)」の状態で、スタイリング剤を手全体、指の間まで均等に伸ばし、髪の内側から握り込むように塗布していきます。このとき、表面だけにペタペタと付けるのではなく、後頭部から側頭部、前髪の順に揉み込むことで、夕方になっても潰れない強固なベースが構築されます。
スタイリング剤の選択においては、ウェット感とセット力を兼ね備えたアイテムが不可欠です。パーマ用ワックスとしては、ツヤ感の高い水性ポマード(グリース)と、伸びの良いファイバー系ワックスを「1:1」の比率で手のひらで混ぜ合わせて使用するのがプロ推奨の黄金比です。自然な毛束感を重視したい場合はヘアバームを、一日中崩したくない雨天時は仕上げにハードスプレーを軽く吹きかけることで、湿気による広がりを完璧に防ぐことができます。