「どっちが強いのか」という核心的な問いに対する結論を言えば、全身の関節痛や頭痛に対する即効性と総合力ならロキソニン、生理痛や特定の歯科炎症に対する局所的な鎮痛効果の深さならポンタールに軍配が上がります。単純な絶対値としての強弱ではなく、ターゲットとなる痛みの発生メカニズムと薬の特性が合致しているかどうかが、体感としての「強さ」を左右します。
医療現場で参照される一般的なNSAIDs鎮痛薬の強さランキングにおいて、最強クラスと位置付けられるのは「ボルタレン(ジクロフェナクナトリウム)」です。これに対して、ポンタール(成分名:メフェナム酸)とロキソニン(成分名:ロキソプロフェンナトリウム水和物)は、中等度から強力な鎮痛カテゴリーにおいてほぼ同等の階層に位置づけられています。
しかし、痛みの「感じ方」には大きな隔たりが生まれます。ロキソニンは服用後わずか30分ほどで鋭く効き始めるため、急性の痛みに対して「劇的に効いた」という体感を得やすい特徴があります。一方のポンタールは、体内でじわじわと血中濃度が上がり、痛みの原因物質を二重のルートでブロックするため、立ち上がりは緩やかながら「深部にこもる重厚な痛みがきれいに引く」という独特の効能を発揮します。