ジェッソとは?絵画やDiyで仕上がりが激変する理由と使い方

ジェッソとは?絵画やDiyで仕上がりが激変する理由と使い方

ジェッソとは?絵画やDiyで仕上がりが激変する理由と使い方の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

SNSや動画サイトのDIYコミュニティでは「ダイソーやセリアの100均ジェッソで十分代用できる」という情報が拡散されています。これらは実際にどの程度通用するのか、編集部および専門スタジオでの検証結果を報告します。

結論から言えば、ジェッソ100均代用は「小物のリメイクや木製クラフト、試作用途」であればコストパフォーマンス抜群の選択肢です。水性塗料単体よりも格段に定着力が高く、缶バッジやプラスチック素材の足付けとしても実用的な性能を発揮します。

しかし、本格的なアートワークやジェッソキャンバス制作においては、以下の決定的なギャップが存在します。

  • 顔料濃度と隠蔽力の差:100均製品はアクリルエマルジョンとチタン白の含有比率が低く、下地の色を消すために4〜5回の重ね塗りが必要になります。結果として作業工数が増大します。
  • 塗膜の弾力性と耐久性:プロ用(リキテックス・ホルベイン等)は柔軟なアクリルポリマーを使用しているため、キャンバス布の伸縮にしなやかに追従します。対して低価格帯の代用品は硬化後に脆くなりやすく、大作キャンバスでは経年によるクラック(ひび割れ)の原因となります。

なお、手元にジェッソがなく緊急で代用したい場合、「アクリル絵具のチタンホワイト+木工用ボンド少量+微細なベビーパウダーまたは重曹」を混練して簡易プライマーを自作するテクニックもありますが、あくまでホビー用の応急処置に留めるのが賢明です。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。