芸能界復帰の話題ばかりが先行しがちですが、田代まさしの出所後における本質的な主戦場は、民間薬物依存症リハビリ施設「ダルク(DARC)」を基点とした回復プログラムです。
日本国内における覚醒剤事犯の再犯率は非常に高く、法務省の犯罪白書などでも約6割から7割が再犯に至ると報告されています。薬物依存症は「本人の意志の弱さ」ではなく「脳の報酬系が変容してしまう慢性疾患」であるため、孤立した環境に身を置けば容易にスリップ(再使用)を引き起こします。田代氏自身、過去に何度も「二度とやらない」と誓いながら失敗を繰り返してきました。
現在の田代氏は、ダルクのミーティングに定期的に参加し、同じ苦しみを持つ仲間たちと胸の内を明かし合う日々を過ごしています。各地で開催される薬物依存症啓発の講演会では、次のようなリアルな生々しい言葉で客席に語りかけています。
「薬物をやめるのは簡単なんです。僕は何回もやめましたから。本当に難しいのは、やめ続けることなんです。今日一日使わなかった、それを明日も繰り返す。それしかありません」
SNSや知恵袋、現地参加者のレポートでは、以下のようなリアルな反応が寄せられています。
- 「ステージ上のマーシーは小さく見えたけれど、自らの恥や情けなさをすべて曝け出して話す姿に胸を打たれた。決して美化せず、病気の怖さを伝えてくれた」(40代・講演会参加者)
- 「昔のようなキレキレの芸人ではないが、言葉の端々に昭和の温かみがある。もう二度と裏切らないでほしいと心から願っている」(50代・イベント来場者)
- 「薬物依存の家族を持つ身として、彼の発信は大きな励みになる。クリーンな日数を1日ずつ更新していく姿を見せてほしい」(30代・SNS投稿)