この夏イベントの隆盛の背景には、経営面での大きな地殻変動がある。かつて澤田秀雄氏の卓越したアイデアとコスト管理で劇的な再建を果たしたハウステンボスだが、PAG (Pacific Alliance Group) への資本変更により、投資の質と規模がグローバル基準へと引き上げられた。
夏季リゾートイベントをはじめとする季節コンテンツへの集中投資は、一回限りのリピーターに頼らない、通年型・滞在型リゾートへの移行を加速させている。日本のテーマパーク産業が直面するインバウンド需要の取り込みと国内客の満足度向上という二律背反する課題に対し、ハウステンボスはハードとソフトのハイブリッドな刷新で応えてみせた。