大学院修了後の渡部氏のキャリアは、日米双方の政策中枢において極めて重要な役割を果たしてきました。
1995年、ワシントンD.C.にある世界最高峰の戦略シンクタンクCSIS(戦略国際問題研究所)に参画。客員研究員から上席研究員(シニア・アソシエイト)へと実績を重ね、共和党・民主党双方の政権幹部や政策立案者、軍関係者と太いパイプを構築しました。ワシントンD.C.のインサイド情報を直に吸収したこの時期の経験が、現在の渡部氏の絶対的な強みとなっています。
帰国後は、東京財団(現・東京財団政策研究所)において上席研究員および政策研究ディレクターを歴任。日本の外交・安全保障政策のグランドデザイン策定に関わった後、2017年に笹川平和財団(Sasakawa Peace Foundation)へ移籍し、上席研究員として日米関係やインド太平洋地域の安全保障を牽引しています。
著書や出版物においても、『大統領の権力とアメリカ政治』『激動のアメリカを読む』など、米国議会とホワイトハウスの力学を克明に描いた論考を多数発表。共著や寄稿論文を含め、その提言は日本政府関係者や外交官からも必読文献として重宝されています。