日芸の入試において、多くの受験生が壁にぶつかるのが日芸 実技試験対策です。一般の文系学部のように過去問の英語や国語を解くだけでは、合格ラインに到達することは不可能です。
学科ごとの実技試験では、単なる技術的な巧拙だけでなく、「表現者としてのオリジナリティ」と「論理的な伝達力」が問われます。例えば、映画学科や文芸学科の小論文・創作課題では、提示されたテーマから独自の世界観を構築し、指定文字数の中でドラマを起承転結で完結させる構成力が求められます。また、写真学科や美術学科・デザイン学科では、持ち込み作品(ポートフォリオ)に対するプレゼンテーション力や、口頭試問での受け答えが大きな合否の分かれ目となります。
過去の合格者手記や指導実績を持つ専門予備校の分析によると、面接官が最も見ているのは「なぜ日芸でなければならないのか」「自分は何を表現し、社会に何を問いかけたいのか」という明確な内発的動機です。付け焼き刃の模範解答は見透かされます。自らの作品や関心領域について、専門用語を交えつつも自分の言葉で熱量を持って語れるかどうかが決定打となります。