小室哲哉プロデュースによる華原朋美の楽曲群は、当時のJ-POPシーンに革命を起こしました。1995年10月にリリースされた2ndシングル『I believe』は、新人としては異例のロングヒットを記録し、第37回日本レコード大賞新人賞を受賞。そして1996年3月に発売された3rdシングル『I'm proud』は、シングル売上139万枚を超えるメガヒットとなり、彼女をトップシンガーへと押し上げました。
小室哲哉が手掛けたこれらの歌詞には、華原朋美本人の心情や二人のリアルな関係性が色濃く反映されていたことが、後のインタビューや自著などで明かされています。『I'm proud』のサビで歌われる「街中で 居場所を見つけられなかった」という孤独感と、そこからの救済を描いた詞世界は、当時20代前半だった華原朋美の生々しい叫びそのものでした。1stアルバム『LOVE BRACE』(1996年)は初動ミリオンを達成し、累計売上250万枚以上を記録。二人は公私ともに時代の頂点を極めたのです。