うっかり数日放置してしまい、完全に乾いて繊維に固着したシミであっても、正しい手順を踏めば自宅で真っ白に戻すことが可能です。用意するアイテムは、どこの家庭にもある以下の4点だけです。
- 食器用液体洗剤(中性または弱アルカリ性・油汚れに強いタイプ)
- 酸素系液体漂白剤(花王「ワイドハイター PRO」など)
- 40℃〜50℃のぬるま湯
- 使い古しの歯ブラシ
ステップ1:食器用洗剤で油膜を分解する
シミの部分を水で濡らす前に、直接食器用洗剤を原液のまま塗布します。水をつけると油が弾かれてしまうため、必ず乾いた状態のシミに塗るのがコツです。歯ブラシの背や指の腹を使って、トントンと優しく叩き込み、繊維表面の油分をしっかり乳化させます。
ステップ2:ぬるま湯ですすぎ、酸素系漂白剤を投入
40℃〜50℃程度のぬるま湯ですすぎ流します。油分はお湯で溶けやすくなるため、冷水ではなく必ずぬるま湯を使用してください。油分が抜けると、鮮やかな黄色い色素(クルクミン)だけが残った状態になります。ここに酸素系漂白剤(ワイドハイターなど)を直接シミ部分へたっぷりと塗り広げます。
ステップ3:ぬるま湯で20〜30分つけ置き
洗面器に40℃〜50℃のぬるま湯を張り、酸素系漂白剤を規定量溶かして、衣類を20分〜30分間つけ置きます。温度を保つことで漂白成分の活性が最大化し、クルクミンの色素結合を強力に断ち切ります。つけ置きが終わったら、そのまま他の洗濯物と一緒に洗濯機に入れて通常通り洗ってください。
ステップ4:最後の切り札「天日干し(紫外線分解)」
洗濯機から取り出した際、「まだうっすら黄色い影が残っている」と落胆する必要はありません。ここからがカレーシミ抜きの最大の裏ワザです。洗濯物を直射日光が当たる場所に天日干ししてください。クルクミンは紫外線を受けると化学構造が破壊され、無色透明の物質へと変化する性質を持っています。2〜3時間日光に当てるだけで、残っていた黄色が魔法のように消え去ります。