Q1:老犬が急に水をたくさん飲むようになった場合、寿命が近いサインですか?
A1:一概に寿命のサインとは言えませんが、慢性腎不全やクッシング症候群などの疾患が進行している可能性が高い状態です。これらの病気は完治が難しくとも、早期に投薬や食事療法、皮下点滴などの対症療法を開始することで、生活の質(QOL)を保ちながら穏やかに長く過ごせるケースが数多くあります。放置せず速やかに検査を受けてください。
Q2:冬場なのに水をたくさん飲むのは異常ですか?
A2:エアコンや床暖房、ヒーターの使用により室内が極度に乾燥している場合や、暖房器具の近くで過ごして体温が上昇している場合は生理的に飲水量が増えることがあります。ただし、室温や湿度を調整しても飲水量が減らない場合や、体重1kgあたり90ml以上を飲んでいる場合は、季節に関係なく内科的疾患を疑う必要があります。
Q3:病院へ行く前に家庭でできる応急処置はありますか?
A3:家庭での応急処置として最も重要なのは「新鮮な水をいつでも自由に飲める環境を維持すること」です。飲水を制限しては絶対にいけません。無理にサプリメントや市販薬を与えず、24時間の飲水量とおしっこの回数・状態を記録し、できる限り早い時間帯に獣医師の診察を受けてください。
Q4:元気で散歩も喜んで行くのに、水だけを多く飲む場合も受診が必要ですか?
A4:受診が必要です。糖尿病の初期やクッシング症候群の初期は、食欲が旺盛で元気に動き回るため、一見健康そうに見えることが珍しくありません。「元気があるから大丈夫」と過信している間に病態が水面下で進行してしまうため、飲水量の変化を見逃さず受診してください。