NHK大分放送局が手掛ける情報番組は、県民の日常に深く根を張ってきた。夕方の看板ニュース番組「ぶんドキ」は、その日の重要ニュースを分かりやすく伝えるだけでなく、県内各地の旬な話題や人々の生き様に光を当てる存在として親しまれている。
かつて放送されていた「いろどりOITA」から引き継がれた地域密着の精神は、現在の番組編成にもしっかりと息づいている。ローカルニュースの枠組みを超え、視聴者が「今、知りたいこと」を深掘りする姿勢は、番組を支える制作スタッフと出演者の緊密な連携があってこそ成り立つものだ。
スタジオでの解説はもちろん、自ら現場へ足を運び、生の声を拾い集めるアナウンサーの熱量が番組の質感差を生んでいる。地域の喜びも課題も等身大で伝える手法は、情報過多の時代において地域住民が最も必要とする報道のあり方を示している。