館内はフロアごとに明確な世界観が構築されている。最上階の「宇宙船長室」から3階の「宇宙トレーニング室」、そして地下の工作室まで、縦の動線そのものが探査ミッションのシークエンスだ。
デジタル展示の解像度が上がった現代だからこそ、あえて残された頑丈な物理スイッチや滑車、複雑に組み合わされたボールコースターの存在感が際立つ。子どもたちはタッチパネルをなぞるだけでは得られない「手応え」に夢中になり、汗だくになってアスレチックを駆け上がる。遊ぶことと学ぶことの境界線が完全に溶けてなくなる瞬間が、ここには無数に転がっている。