箱根学園(ハコガク)において、荒北はゼッケン2番を背負うエースアシスタントとしてチームを支え続けました。エースである福富をゴール前まで送り届けるためなら、自らの肉体を極限まで痛めつけることを厭わない献身的な走りが持ち味です。
インターハイ本戦でのハイライトは、3日目の序盤に訪れました。総北高校の小野田坂道、広島呉南の待宮栄吉らと繰り広げた集団牽引のデッドヒートでは、待宮の策略や挑発を真っ向から粉砕。「野獣」と称される荒々しいライディングフォームで風を切り裂き、後続の仲間たちを一気に先頭集団へと引き上げました。己の役割を完遂し、限界を迎えてコース脇へと散っていく姿は、作中屈指の涙腺崩壊シーンとして語り継がれています。