熱があるときのお風呂は何度から?正しい判断基準と医師が教える入浴法

熱があるときのお風呂は何度から?正しい判断基準と医師が教える入浴法

熱があるときのお風呂は何度から?正しい判断基準と医師が教える入浴法とはどんな影響があるのか? 背景や要点を整理してお届けします。

原因となる病態によっても、お風呂の取り扱いは大きく異なります。近年流行が続く感染症別の実践的なガイドラインを整理します。

インフルエンザ発熱時の入浴

インフルエンザ発熱時の入浴は、発症後少なくとも48〜72時間は見送るのが賢明です。インフルエンザウイルスは急激な高熱(38.5℃以上)と激しい関節痛・全身倦怠感を伴います。解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン等)を服用して一時的に37℃台まで下がったとしても、薬効が切れれば再び急上昇するため、「薬で熱を下げた状態での入浴」は体調急変を招くため絶対に避けてください。平熱に戻り、丸1日以上再発熱がないことを確認してから入浴を再開します。

コロナ発熱時のお風呂

コロナ発熱時のお風呂では、同居家族への感染拡大防止という衛生管理の視点が加わります。本人の体調が回復してシャワーを浴びる場合でも、以下のルールを徹底することが感染対策上不可欠です。

  • 家族の中で「最も最後」に浴室を使用する
  • 換気扇を常時回し、密閉空間でのエアロゾル滞留を防ぐ
  • 使用後はシャワーノズル、蛇口、ドアノブを熱湯またはアルコールで消毒する

風邪の引き始めに入浴すべき理由とその条件

一方で、本格的な発熱に至る前の「悪寒がわずかにある」「喉が少しイガイガする」という段階に限っては、風邪の引き始めに入浴すべき理由が存在します。湯船の温水蒸気を吸い込むことで鼻腔や咽頭の粘膜が加湿され、線毛運動が活性化してウイルスの侵入力が低下するためです。ただし、これも「湯冷めを完全に防ぐこと」が大前提となります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。