太陽が東から西へ動く理由とは?自転の向きと南半球の謎を徹底解明

太陽が東から西へ動く理由とは?自転の向きと南半球の謎を徹底解明

太陽が東から西へ動く理由とは?自転の向きと南半球の謎を徹底解明に関する詳細情報を徹底的にまとめました。専門的な情報をご覧ください。

太陽系を見渡すと、地球の当たり前がいかに多様なバリエーションの一部であるかが浮き彫りになる。惑星探査機がもたらした最新データをもとに、各惑星の自転特性とそこから見える太陽の運行を比較・検証した。

天体名自転の向きと傾き自転周期(地球基準)地上から見た日の出の方角・特徴地球西から東(傾き 約23.4度)約23時間56分東から昇り西へ沈む。季節によって日の出の方角と南中高度が変動する。金星東から西(傾き 約177度/逆回転)約243日(極めて低速)西から昇り東へ沈む。日の出から日の入りまで地球時間で約58日かかる。火星西から東(傾き 約25.2度)約24時間37分東から昇り西へ沈む。1日の長さや季節変化が地球と極めて酷似している。天王星横倒し(傾き 約97.8度)約17時間14分公転軌道面に対して横倒しで自転するため、極域では約42年間昼が続く。

特筆すべきは金星の自転逆回転の真相だ。金星の自転軸の傾きは177度、つまり実質的に上下が逆さまになった状態で自転している。そのため、もし金星の分厚い硫酸の雲の下に立って空を見上げることができたなら、太陽は西の地平線から昇り、東の地平線へと沈んでいく。なぜ金星だけが逆回転になったのかについて、近年の惑星物理学では「太陽系初期に起きた巨大天体衝突(ジャイアント・インパクト)」説や「分厚い大気と太陽重力の潮汐摩擦によって回転軸が反転した」説が有力視されている。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。