ルートビアとは?飲む湿布の正体とお酒疑惑・美味い飲み方を徹底解明

ルートビアとは?飲む湿布の正体とお酒疑惑・美味い飲み方を徹底解明

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SNSや知恵袋、5ちゃんねるなどのコミュニティを定点観測すると、ルートビアに対する評判は凄まじい二極化を見せています。「一口飲んでギブアップした」「罰ゲームの味がする」という悲鳴が書き込まれる一方で、「3本飲んだら虜になった」「冷蔵庫にケース買いして常備している」という熱狂的な中毒者の告白が交錯しています。

この特異な二面性を読み解く最大の鍵となるのが、沖縄県における「A&W(通称:エンダー)」の存在です。

日本本土でマクドナルド1号店が銀座にオープンしたのが1971年のこと。しかし、米国の統治下にあった沖縄県北中城村には、すでに1963年の時点で日本初のファストフード店として「A&W 屋宜原店」が誕生していました。本土復帰以前からドライブイン形式でアメリカンスタイルの食文化を享受してきた沖縄県民にとって、ルートビアは幼少期の家族との外食やビーチパーティーと不可分に結びついた、まぎれもない「郷土の味」なのです。

A&Wの店舗では、冷凍庫で白く凍りつかせた重量感のある厚手のガラスジョッキにルートビアが注がれ、なんと「店内飲食ならおかわり無料」という驚異のサービスが半世紀以上にわたって続けられています。濃厚なパティのハンバーガーやカーリーフライの脂っこさを、薬草炭酸の清涼感が一瞬で洗い流してくれる計算されたペアリングこそが、沖縄で熱狂を生み続ける原動力となっています。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。