ぷらっとこだまの利用をためらう人の多くが抱くのが、「各駅停車だから退屈で遅いのではないか」という懸念です。しかし、東京〜新大阪間の「こだま」が約3時間50分を要して多くの通過待ちに耐えるのに対し、名古屋〜新大阪間の各駅停車は全く異なる快適性を持っています。
東海道新幹線の停車駅を振り返ると、名古屋と新大阪の間にある駅は「岐阜羽島」「米原」「京都」のわずか3駅のみです。岐阜羽島や米原でのぞみの通過待ち(待避)が発生したとしても、停車時間は1駅あたり5分前後。全体の所要時間は約1時間05分から1時間15分程度に収まります。のぞみの所要時間が約50分であることを考えると、その差は実質「わずか15〜20分」に過ぎません。
車内に持ち込んだ飲み物を一口飲み、スマートフォンでメールをチェックしたり車窓を眺めたりしていれば、米原を過ぎてあっという間に京都、そして終点・新大阪へと滑り込みます。長距離区間のような退屈感や肉体的疲労を感じる間もなく目的地へ到着するため、時間効率の面で「こだまのデメリット」は極めて希薄化しているのが現場の実情です。