「予算の都合や相手の負担を考えて、どちらか一方に絞りたい」と悩むケースは珍しくありません。結論から言えば、お歳暮とお中元をどっちか片方だけ贈ることはマナー違反ではありません。ただし、絞り方には明確なルールが存在します。
片方だけにする場合は、「お歳暮のみ」を贈るのが鉄則です。1年間の総括として感謝を伝えるお歳暮のほうが格上とされるため、「お中元は贈らずにお歳暮だけ贈る」のは礼儀にかなっています。逆に「お中元だけ贈ってお歳暮を贈らない」のは、途中で感謝の気持ちが途切れたような不自然な印象を与えてしまうため避けてください。
お中元とお歳暮を贈る相手の選び方としては、以下のような基準で整理するのがスムーズです。
・両方贈る相手:特にお世話になっている仲人、恩師、取引先の最重要顧客、日頃から手厚い支援を受けている実家・義理の実家
・お歳暮だけ贈る相手:親しい親戚、上司や先輩、習い事の先生、一般的なビジネス関係先
・贈るのを控えるケース:一度きりのお礼(この場合は「御礼」の熨斗で対応)、公務員など利害関係により受領が禁じられている職種