Q1:お金が増えれば、人はどこまでも幸せになれるのでしょうか?
A1:ノーベル経済学賞受賞者アンガス・ディートンらの研究によると、年収の上昇に伴い生活の満足度は高まるものの、日々の幸福感(感情的ウェルビーイング)は一定の年収水準(日本円で約800万〜1000万円程度)で頭打ちになることが分かっています。一定以上の豊かさを手に入れた後は、お金の多さよりも「自分の時間を自由にコントロールできる裁量権」や「良好な人間関係」がお金以上に幸福感を左右します。
Q2:どうしてもネガティブな思考が頭から離れないときはどうすればいいですか?
A2:ネガティブ思考を無理に打ち消そうとすると「皮肉なリバウンド効果」で余計に強まります。おすすめは「思考の脱フュージョン(感情のラベリング)」です。「自分はダメだ」と考えたとき、「今、自分は『自分はダメだ』という思考を抱いているな」と一歩引いた客観的な言葉で心の中で実況中継してください。感情と自分自身を切り離すことで、脳の扁桃体の興奮が即座に鎮まります。
Q3:幸福度を高める習慣を三日坊主で終わらせないコツは?
A3:「イフ・ゼン・プランニング(If-Then Planning)」の活用が極めて有効です。「朝起きたら(If)、カーテンを開けて深呼吸する(Then)」「お風呂から上がったら(If)、今日良かったことを1つメモする(Then)」のように、すでに定着している既存の行動トリガーに新しい習慣を1分未満の小さな単位で紐付けることで、脳に負担をかけず無意識の自動運転に持ち込めます。