リンナイが誇るガス衣類乾燥機「乾太くん」の現行ラインナップにおいて、デラックスタイプ(RDT-93シリーズ・RDT-63シリーズ)とスタンダードタイプ(RDT-80シリーズ・RDT-54SUシリーズ等)には、単なる上位下位の序列にとどまらない設計思想の違いが存在します。取材協力を行った住宅設備プランナーは「デラックスとスタンダードは、単なる機能追加版ではなく、ユーザーの設置環境と毎日の動線をゼロから再定義した別物と考えるべきだ」と指摘します。
両者の間にある決定的な差異は、主に以下の5点に集約されます。
第一に「糸くずフィルターの設置位置」です。スタンダードタイプは乾燥ドラムの最奥部にフィルターが配置されているのに対し、デラックスタイプは前扉の内側に設置されています。乾燥機は1回の運転ごとにフィルター掃除が必要となる設備ですが、この数万回繰り返すことになる動作の負担が根本から異なります。
第二に「乾燥容量のバリエーション」です。デラックスタイプは家族の洗濯物を一気に片付けられる大容量9kgと扱いやすい6kgを展開。一方のスタンダードタイプは8kg、5kg、3kgという刻みになっています。4人以上の世帯で週末にまとめてシーツや毛布を洗いたい家庭にとって、デラックスの9kgというサイズ感は極めて強力なアドバンテージです。
第三に「プラズマクラスター技術と多彩な専用コース」の有無です。デラックスタイプにはシャープのプラズマクラスター技術が標準搭載されており、温風を使わずにスーツや制服、帽子、ぬいぐるみなどを消臭・除菌できるコースが備わっています。
第四に「スマート家電としての連携機能」です。デラックスタイプはリンナイの専用アプリに対応しており、リビングや外出先から運転終了の通知を受け取ったり、予約設定をスマートフォンから行ったりすることが可能です。
そして第五が「デザインとユーザーインターフェース」です。デラックスタイプは静電タッチパネルとダイヤルを組み合わせたフルフラットなフロントフェイスを採用。生活感が出やすい脱衣室やランドリールームを洗練された空間に整えたい層から高い評価を得ています。