ヘリウムガスを扱う上で、絶対に知っておくべき安全知識とマナーが存在します。
「風船用ヘリウムガス」を吸うと命に関わる理由
テレビ番組などで声が高くなる「パーティー用ボイスチェンジガス」と「風船用ヘリウムガス」は全くの別物です。ボイスチェンジ用ガスは安全のため約80%のヘリウムに約20%の酸素がブレンドされています。一方、風船用ヘリウムガスは浮力を最大化するため純度95〜99%以上のほぼ純粋なヘリウムです。
風船用ガスを直接口から吸い込むと、肺の中の酸素が一気に奪われ、わずか1呼吸で急性脳貧血や酸素欠乏症(酸欠)を引き起こします。自覚症状がないまま一瞬で意識を失い、転倒による頭部強打や心停止につながる恐れがあり、国内外で死亡事故も報告されています。「風船用のヘリウムは絶対に吸わない」ことを徹底してください。
使い終わったボンベの正しい捨て方
使い捨てタイプのスチールボンベ(バルーンタイムなど)は、そのまま不燃ゴミに出すことはできません。内部の圧力を完全にゼロにし、安全弁(ノズル横の薄い金属板)を付属の専用工具やマイナスドライバー等で破砕・開口して「完全無圧・穴あき状態」にした上で、自治体の金属ゴミ・資源ゴミの分別ルールに従って廃棄します。返却が必要なレンタル高圧ガスボンベの場合は、期日までに指定配送業者へ確実に返送してください。