目が乾くからといって、1日に10回も20回も目薬を差していないでしょうか。実は、この「目薬の差しすぎ」こそが症状を悪化させる最大の盲点です。
人間の涙には、水分だけでなく、抗菌作用を持つリゾチームや角膜を守る様々なタンパク質、成長因子が含まれています。頻繁に点眼を行うと、この大切な「天然の涙」を目薬で洗い流してしまい、目のバリア機能が著しく低下します。さらに、涙の油膜が破壊されることで、かえって水分の蒸発が加速するという悪循環に陥るのです。
ヒアルロン酸目薬の適切な点眼回数は、基本的に1日5〜6回程度が上限とされています。1滴差した後は目を強くパチパチさせず、軽く目を閉じて目頭(涙嚢部)を1分ほど指で押さえるのが、成分を目全体に行き渡らせる正しい方法です。