現在の日本代表において、中盤底の基本軸は依然として遠藤航と守田英正の2人です。リバプールで過密日程を戦い抜く遠藤のボール奪取能力と、スポルティングCPで戦術眼とビルドアップを司る守田の阿吽の呼吸は、世界の強豪相手でも容易に破綻しません。現地記者や代表取材陣の間でも「2人が揃ったときの安定感は別格」という共通認識が定着しています。
だが、その牙城に変化が生じています。2026-2026シーズンからイングランドのリーズ・ユナイテッドで中心選手として君臨する田中碧が、ゲームメイク力に加えて球際の粘りと得点力を一段と進化させました。代表戦でも途中出場から試合の流れを劇的に変える場面が増え、「遠藤・守田・田中の3本柱」と呼べるフラットな関係性が構築されつつあります。
さらにドイツ・マインツで主力としてデュエル勝利数を量産する佐野海舟、卓越した戦術眼と推進力を誇る藤田譲瑠チマら若手が猛烈なアピールを継続。実力差が拮抗したことで、対戦相手のプレースタイルや戦況に応じた積極的なターンオーバーが現実味を帯びています。