ドラマ版の最終回(第10話)では、買収の危機に瀕した天水館の存続を巡る戦いと、月海・蔵之介・修による不器用な恋の行方が同時に決着を迎えました。
天水館買収をもくろむカイ・フィッシュの手によってシンガポールへと連れ去られそうになった月海を救い出すため、蔵之介と尼〜ず、そして修や運転手の花森(要潤)が一丸となって奔走します。月海はカイから提示された「安定した資金と引き換えの服飾デザイナー契約」を拒絶。「自分たちの居場所と服は、自分たちの手で作る」という覚悟を固め、仲間たちのもとへ舞い戻ります。
迎えたファッションショーの舞台では、クラゲをモチーフにした純白のドレスを纏った月海と、彼女をプロデュースした蔵之介が見事なランウェイを披露。観客を圧倒し、天水館を自らの力で買い戻すための第一歩を刻みました。
恋愛面における決着も、極めて清々しい余韻を残しました。修は月海に対して正式に告白するものの、月海は「今はクラゲの服作りに全力を尽くしたい」とその想いを丁寧に受け止めつつ感謝を伝えます。一方、互いにかけがえのない存在でありながら決定的な言葉を交わしてこなかった月海と蔵之介は、夕暮れの街でこれからも共に服を作り続ける未来を誓い合います。明確な「交際」という形に回収せず、互いの表現と魂を高め合うパートナーシップとして着地させたドラマ版の幕引きは、原作コミックの精神を忠実に継承した極めて現代的なエンディングとして高く評価されました。