タレントのヒロシ氏らに代表されるソロキャンプの定着に伴い、最低限の装備でスマートに野営を楽しむスタイルの愛好者が急増した。こうした現場で重宝されているのが、カラビナを活用した立体的な収納術だ。タープポールやハンギングチェーンにカラビナを配置し、シェラカップやLEDランタン、調理器具を吊るせば、限られた作業スペースを圧倒的に広く使える。
さらに見逃せないのが、家庭における防災用品のアップデートとしての活用だ。避難用リュックのショルダーストラップにカラビナを固定しておけば、暗闇で即座に使いたい懐中電灯や笛、防犯ブザーを手の届く位置に常時セッティングできる。靴を地面に直接置けない避難所環境において、濡れた靴を吊るして乾かす用途にもカラビナが一役買っている。
アイデア次第で用途がどこまでも広がる点こそ、この小さな金属フックが持つ最大の魅力だろう。カバンのファスナー同士をカラビナで固定して簡易的なスリ対策にするなど、防犯面のちょっとした工夫にも応用が効く。