今年に入り、海外の著名な美術品オークションにおいて、状態の極めて良好なシート状の品が過去最高水準の価格で落札された。このニュースは国内外のコレクター間に大きな衝撃を与えている。デジタル化が極限まで進む現代だからこそ、二度と再生産されない歴史的印刷物への関心が世界規模で高まっているのだ。
特に円安傾向が定着した昨今の環境下において、日本の伝統美術を宿したビンテージ切手は、欧米やアジアの富裕層にとって絶好の投資対象と映っている。手のひらに収まるサイズでありながら、浮世絵の美意識と昭和史の息吹をそのまま所有できる価値は、他には代えがたい。