充填豆腐(主に充填絹ごし豆腐)と、従来の絹ごし豆腐や木綿豆腐には、食感や含まれる栄養素に明確な違いがあります。
まず食感において、充填豆腐は極めてキメが細かく、つるんとしたプリンのようななめらかな舌触りが際立ちます。型箱から布で漉したり切断したりする衝撃を受けないため、組織が壊れず均一に仕上がるためです。
栄養面にも製法由来のメリットがあります。従来の豆腐は水にさらす際に大豆の旨味成分やビタミンB群、カリウムなどの水溶性成分が一部水中に流出してしまいます。しかし、充填豆腐は水にさらす工程がゼロであるため、大豆イソフラボンや各種ミネラルなどの大豆本来の栄養価とコクがパック内にそのまま凝縮されています。
木綿豆腐と比較すると、水分を絞って固める木綿豆腐の方がタンパク質やカルシウムの密度は高くなりますが、「なめらかな口当たり」「大豆本来の風味の濃さ」「使い切りやすさ」という点では充填豆腐に大きなアドバンテージがあります。