日本海洋レジャー安全・振興協会の統計および全国の教習所データによると、国家試験免除コースを受講した受講者の修了審査合格率は95%〜99%前後と極めて高い水準を維持しています。不合格になった場合でも、同日中や翌週に補講と再審査を受けられる体制が整っているスクールが大半です。
一方、独学・一般受験組の合格率は、学科試験こそ65%〜75%程度を推移しているものの、実技試験の一発合格率は50%〜60%前後まで落ち込みます。大手マリンショップの講習担当者は次のように実情を明かします。
「独学で来られる方の多くは、YouTube等でイメージトレーニングをしてこられますが、当日の風や潮の流れによる艇の流され方、スロットルレバーの微妙な遊びの感覚は、実際に舵を握った経験がないと対応できません。特に人命救助でダミー人形を行き脚(惰性)でプロペラに巻き込みそうになったり、着岸時にスピードを落としきれず危険と判断されて減点超過になるケースが目立ちます」
SNSやマリンフォーラムに寄せられたリアルな声でも、「週末2日間で確実に免許を手に入れたい社会人は免除コース一択」「独学は試験日程の調整や書類手続きの手間、平日の試験会場への移動も含めると、時間的コストが非常に重かった」という意見が大多数を占めています。