新シーズンにおける創成館高校野球部は、前チームからの主軸が数多く残る充実した布陣を整えています。夏の長崎大会準々決勝で宿敵・大崎高校に惜敗した悔しさを糧に、新3年生を中心とした陣容は秋季大会から凄まじい集中力を発揮してきました。高校野球関係者の間でも「九州屈指の完成度」と評される投手陣の充実ぶりは目を見張るものがあります。
チームの屋台骨を支えるのは、最速140キロ台中盤の力強いストレートと鋭いスライダーを投げ分ける本格派右腕の宮平悠生投手です。さらに、投打の要として非凡な野球センスを見せる山本大勢選手が二刀流として控えており、試合展開に応じた盤石の継投策が可能となっています。守備陣もセンターラインを中心に無駄な進塁を許さない統率力が光り、稙田野球の真骨頂である「最少失点で凌ぎ、好機を逃さない野球」が完全に浸透しています。
注目を集めるベンチ入りメンバーの出身中学を見ると、創成館ならではの絶妙なバランスが浮かび上がります。長崎市や諫早市をはじめとする長崎県内の中学軟式野球部出身者がロースターの約55%を占める一方、福岡・熊本・沖縄といった九州近隣県、さらには大阪・兵庫を中心とする関西地区の硬式クラブチーム(ボーイズリーグ、シニアリーグ、ヤングリーグ)で鍛え上げられた有望株が約45%を占めています。
地元長崎の意気地と、激戦区・関西で揉まれてきた球児たちの高い実戦感覚がグラウンド上で化学反応を起こしており、単なるエリート集団にとどまらない泥臭い結束力が2026年チームの大きな強みです。