市販の一般的な冷凍生餃子や冷凍餃子を焼く際、勝敗を分ける決定的な要素が「注ぐ水分の温度」「水分量」、そして「蒸し焼き時間」の精密なコントロールだ。多くの家庭で無造作に水道水が使われているが、プロの点心師は「冷水を入れた時点でフライパンの表面温度が急降下し、焼き上がりの歯ごたえが台無しになる」と警鐘を鳴らす。
調理時に注ぐべきは、冷水ではなく80度以上の熱湯である。熱湯を使うことで、フライパン内部の熱蒸気を一瞬も途切れさせず、皮の表面を瞬時に蒸し上げてグルテンをしっかりと固定できる。基本となるプロの火加減と工程タイムラインは以下の通りだ。
まず、中火でフライパンをしっかり温め、小さじ1〜2杯の油を薄く引く。火を止めてから凍った餃子を均等に並べ、再び中火で約1分、底面にうっすら焼き色をつける。次に、餃子の高さの3分の1(餃子12個あたり約120〜150ml)を目安に熱湯を一気に注ぎ、間髪入れずにぴったりと蓋を閉める。火加減は中火をキープし、激しい蒸気音とともに5分〜6分間の蒸し焼きを行う。水分が多すぎると皮がふやけてふやけ餃子になり、少なすぎると餡に火が通る前に焦げ付くため、この計量は目分量ではなく計量カップで行うのが確実だ。