美味しさの反面、気になるのが健康への影響だ。白子、あん肝、ウニ、カキなどの海産物には、細胞の核酸を構成する「プリン体」が非常に多く含まれている。プリン体は体内で代謝されると尿酸に変化するため、過剰に摂取すると血中尿酸値が上昇する。
日本痛風・尿酸核酸学会のガイドラインにおいても、高尿酸血症の予防および改善には適正なプリン体摂取量の管理が推奨されている。継続的な過剰摂取によって血中尿酸値が高い状態が続くと、結晶化した尿酸が関節に溜まり、激しい痛みを伴う痛風発作を引き起こす原因となる。まさに「痛風鍋」という名称は、このリスクを反語的に楽しむユーモアから命名されたものだ。