デメリットや後悔の声ばかりがクローズアップされがちですが、マイクロフォーサーズにはフルサイズ機が逆立ちしても敵わない強力なメリットが存在します。この恩恵を理解して選んだユーザーの満足度は極めて高くなっています。
最大の強みは、レンズを含めたシステム全体の圧倒的な小型軽量性です。35mm判換算で600mm相当に達する超望遠レンズであっても、マイクロフォーサーズなら片手で保持できるサイズと重量(1kg未満)に収まります。フルサイズで同じ画角と明るさを揃えようとすれば、巨大なレンズと強固な三脚が必要になり、総重量が数倍に跳ね上がることも珍しくありません。
さらに、センサーが小さい利点を活かした世界最高峰のボディ内手ブレ補正も驚異的です。シャッター速度数秒の手持ち撮影や、三脚なしでの「手持ちハイレゾショット」など、他規格を圧倒する機動力を誇ります。被写界深度が深い特性も、画面全体にピントを合わせたい雄大な山岳風景や、被写体に極限まで寄るマクロ撮影においては「絞り込んでも回折現象が起きにくく、手持ちでパンフォーカスが作れる」という大きな武器へと変わります。