スウェーデンからの速報が駆け巡る瞬間、ソウルの大手紙デスクは一斉に比較記事の準備に入る。新聞の一面には「またしても日本」「なぜ我々は受賞できないのか」といった過激な見出しが躍り、科学技術の格差に対する危機感が露わになる。
ネット上の議論はさらに熱気を帯びる。NAVERをはじめとする大手プラットフォームの電子掲示板には、研究現場の環境や政府の支援体制を問う声が相次いで書き込まれる。「日本は半世紀以上前から基礎研究に投資してきた」「目先の成果ばかりを追い求める国内の姿勢を変えなければ追いつけない」といった冷静な自省論がある一方で、隣国の快挙に対する素直な羨望が渦巻く。
一方、日本のYahoo!ニュースのコメント欄などでは、こうした韓国側の喧噪を冷静に客観視する論調が目立つ。単なるナショナリズムのぶつかり合いを超えて、両国の一般市民が互いの研究環境や社会的評価の仕組みを比較し合っている点が、現代のネット議論における大きな特徴と言える。