キャップのYGマークと並び、球団のアイデンティティを形成してきたのがユニフォームの胸文字「GIANTS」と公式プライマリーエンブレムです。1930年代の創設期、アメリカ遠征時に現地で作られたユニフォームは、当時のサンフランシスコ(旧ニューヨーク)・ジャイアンツの書体を参考に制作されたと言われています。
ユニフォームの歴代デザインを振り返ると、胸番号の有無や袖口のラインカラーなど、細部で挑戦が繰り返されてきました。1970年代中盤には花文字フォントの採用や鮮烈なオレンジのアクセントカラーが強化され、長嶋監督時代の「魅せる野球」を視覚面から強力にサポートしました。
近年ではナイキ(Nike)とのユニフォームサプライヤー契約締結を契機に、機能性とファッション性の融合が加速。球団創設90周年の記念ワッペンをはじめ、プライマリーエンブレムは過度な立体装飾(グラデーションやエンボス)を排したフラットデザインへと舵を切りました。伝統のホワイト×ブラック×オレンジのカラーパレットを厳格に保ちながら、現代のスポーツカルチャーに最適化された美学が息づいています。