つけ麺ブームが成熟期を迎え、多様な新興店が乱立する現在においても、やすべえの集客力は衰えを見せません。常連客が繰り返し足を運ぶ背景には、計算し尽くされた3つの強みがあります。
第1の強みは、門外不出の秘伝スープです。豚骨や鶏ガラといった動物系白湯をベースにしつつも、タマネギやニンジンなどの香味野菜、果実、削り節、煮干しをじっくり煮込み、特製の醤油ダレとブレンド。濃厚ドロドロ系とは一線を画す、サラリとしながらも重層的なコクとフルーティーな甘み、そして後味を引き締める爽快な酸味が舌に残ります。
第2の強みは、大盛り無料の太っ腹なサイズ設定です。一般的なラーメン店では麺の増量ごとに100円〜200円の追加料金が発生しますが、やすべえでは並盛り(220g)、中盛り(330g)、大盛り(440g)がすべて同一料金で提供されます。さらに少食の方に向けた小盛り(180g)を選択すると、味玉やメンマ、野菜といった指定トッピングが1品無料で付いてくる配慮も、幅広い層に親しまれる理由です。
第3の強みは、徹底した店舗体験と卓上カスタマイズ性です。木目を基調とした清潔感あふれるカウンター席、元気よく丁寧な接客、そして卓上に常備された「刻み玉ねぎ」や「削り節(魚粉)」を自由に追加できるシステムにより、最後の一口まで飽きずに味の変化を楽しめるエンタメ性が完成しています。