2008年、自宅のキッチンから始めた小さなニュースレターが、現在のグローバル企業「goop」の出発点でした。衣食住、ウェルネス、メンタルヘルス、性といった多岐にわたるトピックを扱い、クリーンビューティ製品やアパレルを展開する同社は、瞬く間に数億ドル規模の企業価値を誇るブランドへと急成長を遂げました。
goopの評判は、常に熱狂的な支持と鋭い批判の双方に晒されてきました。「This Smells Like My Vagina(私のヴァギナの香り)」と名付けられたキャンドルをはじめとする前衛的な商品展開や、医療的根拠を巡って専門家から疑問視された代替医療グッズなど、炎上すれすれの話題性は枚挙にいとまがありません。
しかし、批判を恐れずに女性のタブー視されがちな健康課題へ光を当て、オーガニックかつハイエンドな世界観を徹底して作り上げたブランディング力は、現代ビジネスにおける稀有な成功モデルとしてビジネス界からも高く評価されています。