キャンパス移転がもたらした成果は、学問の世界だけに留まりません。大学の総合的な評価軸である中央大学法学部 就職実績と評判においても、かつてない好影響が報告されています。
就職活動における最大の変革は、丸の内・大手町のビジネス街や、霞が関の官公庁への移動時間が「わずか十数分」に圧縮されたことです。多摩キャンパス時代、面接や会社説明会、OB・OG訪問をこなすためには丸一日を費やす必要があり、学業との両立に頭を抱える学生が少なくありませんでした。しかし茗荷谷を拠点とする現在は、1限の講義に出席した後に大手町で外資系コンサルの面談を受け、午後に再びキャンパスに戻ってゼミに参加するというスケジュールが容易に成立します。
就職進路データを見ても、裁判官・検察官・弁護士といった伝統的な法曹三者にとどまらず、国家公務員総合職(旧キャリア官僚)の合格実績で私大トップクラスを堅持。さらに三菱商事、三井物産といった総合商社、三菱UFJ銀行をはじめとするメガバンク、東京海上日動火災保険、キー局、大手シンクタンクへの内定実績が急増しています。
一方で、SNSや学内コミュニティの現場からは、都心型キャンパスならではの生々しい課題も聞こえてきます。
「立地や就職活動のしやすさは100点満点です。ただ、多摩キャンパスのような広大な敷地や緑、学食の圧倒的な広さを期待するとギャップに苦しみます。茗荷谷はビル型キャンパスのため、昼休みの食堂や自習スペースの混雑が激しく、カフェや周辺のファミレスに流れる学生が多い。また、総合大学でありながら他学部の学生と日常的にキャンパス内で交流する機会がほぼないため、良くも悪くも『法学の単科大学』に通っているような感覚になります」(在学生の率直な口コミ)
利便性と引き換えに失われた「キャンパスライフの開放感」に対する戸惑いは一部にあるものの、法学研究やキャリア形成に直結する合理性を評価する声が圧倒的多数を占めており、中央大学法学部 現在の評判は過去数十年で最もポジティブな水準に達しています。