バレーのリベロとは?ユニフォームが違う理由や交代の掟を徹底解説

バレーのリベロとは?ユニフォームが違う理由や交代の掟を徹底解説

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かつてバレーボールは「背の高さがすべて」と言われた時代がありました。しかし1998年、国際大会に正式導入されたリベロ制度導入の歴史と経緯を振り返ると、その目的は「長身化・高速化で大味になったラリーを継続させ、競技の興奮を取り戻すこと」、そして「小柄でも卓越した技術を持つ選手が世界で戦える舞台を作ること」でした。

現在、世界のトップシーンで戦うバレーボール日本代表リベロ選手のプレーを見れば、その役割が単なる「ボール拾い」ではないことが如実に伝わってきます。男子日本代表の山本智大や小川智大、女子日本代表の小島満菜美や福留慧美らが見せるディフェンスは、時速120キロを超える弾丸スパイクに怯むことなく、数歩先の展開を予測してコースへ先回りしています。

トップリベロの回顧録や公式会見で共通して語られるのは、守備専門ポジションの重要性と「声による統率」です。ある実力派リベロは専門誌のロングインタビューで、「リベロの仕事の7割は、ボールに触る前のポジショニングの指示とブロッカーの誘導にある。自分が触らなくても、味方に拾わせればそれはリベロの勝利」と明かしています。コート後方から全体の陣形を俯瞰し、ブロッカーと後衛レシーバーの守備範囲の境界線を瞬時に指示する姿は、まさにフィールド上の「守備の司令塔」そのものです。

SNSやファンの間でも「リベロのスーパーレシーブ1本で、アリーナ全体の空気がガラリと変わる」「派手なスパイクより、地面スレスレでボールを上げた瞬間のほうが鳥肌が立つ」といった声が絶えません。得点者としてスコアボードに名前が刻まれることはなくても、チームのメンタルを支える精神的支柱としての重責を担っています。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。