絶叫マシン愛好家から「日本屈指の浮遊感」と評される一方、苦手な人が「内臓が浮いて怖い」と口を揃える背景には、計算し尽くされた力学設計が存在します。
ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドの最大の特徴は、「キャメルバック(ラクダのコブ)」と呼ばれる起伏を連続して通過する際のマイナスG(無重力〜浮遊状態)です。肩をガチガチに固定するハーネスではなく、太もも部分のみを押さえるオープンタイプのラップバーを採用しているため、上半身が完全にフリーになり、足が宙に浮いた状態のまま体がシートから数十センチ持ち上がるような錯覚を生み出します。
座席位置で激変するライドクオリティ(前列 vs 後列)
1編成36人乗り(4人×9列)の車両において、どの座席に座るかによって体験は劇的に変化します。
- 最前列(1列目):【視界の開放感と風圧が最高峰】
前を遮るものが一切なく、レールが空へと吸い込まれていく絶景を堪能できます。落下の恐怖感は後列よりマイルドなため、爽快感を重視したい方やコースター初心者におすすめの座席です。 - 最後列(9列目):【圧倒的な引きずり込みと最強の浮遊感】
ファーストドロップ頂点へ達した際、前方の車両がすでに落下を始めているため、頂上を越える瞬間に猛烈な力で下へ引っ張り落とされます。マイナスGの持続時間が最も長く、強烈なエアタイム(浮遊感)を味わいたい上級者向けです。